更新日:2021年12月13日 公開日:2021年12月5日

KO OTANI

コールセンターで働いている皆さま、お疲れ様です。ここではコールセンター勤務からの退職や転職を検討あるいは決断した方向けに、今後どのようにしていけばよいのかについて、コールセンター業界からの転職の課題もみながら、アドバイスをしております。

コールセンター業界からの転職の課題

コールセンターでは、主な業務内容が「電話応対」のみであるため、特に管理職以外の一般のオペレーターにとっては、職務経歴書にあまり書くことがなく、他業界への転職は有利とはいえません。また、コールセンターでの雇用形態の多くが派遣社員、契約社員、アルバイト・パートなどの非正規社員であり、その雇用形態で働いてきた方々にとっては、その点も転職活動の中ではマイナスにみられてしまうこともあります。

もちろん、コールセンター以外での職歴がある場合や年齢などによっては、スムーズに転職ができる方もおられるかとは思いますが、なかなか他業界への転職が上手くいかず、結局またコールセンター業界で働くというケースも少なくありません。

そのため、コールセンター業界からの転職は、こういった課題があることを認識したうえで、検討・決断していく必要があります。

退職を申し出る前にやっておきたい3つのこと

では、次にそういった課題がある中で、退職・転職を検討している方が、退職を申し出る前までにやっておきたい3つのことについてアドバイスをいたします。

[1]退職後に進みたい道を考え、スキルアップに励む

これは当然のことですが、まず、退職後にどういう道に進みたいのかをしっかりと考えておくことが大切となります。また、進みたい道が決まったら、今度はそこに向けて必要なスキルを磨いていく必要があります。資格が必要なのであれば、資格取得に向けた勉強もしていく必要があります。

なお、なかなか進みたい道が定まらず、何をスキルアップすればいいのかお悩みの場合には以下の記事が参考になるかと思います。

進みたい道が定まっていない方向けのスキルアップ方法(4選)

ここは[退職・転職お役立ち情報 Vol.2]のページで、進みたい道が定まっていない方向けのスキルアップ方法(4選)について書いています。

[2]自身で稼ぐ手段を身につける努力をしておく

雇用保険に加入し、条件を満たす場合には雇用保険が支給されますが、自己都合での退職の場合には、支給されるまで一定の待機期間があります。また、次の転職までに思いのほか時間が掛かり、金銭的に厳しくなってくることもあるため、そのリスクをヘッジするという意味でも、自身で稼ぐ手段を身につける努力をしておくことも大切となってきます。

これはコールセンターに限ったことではありませんが、そもそも本業だけの稼ぎに頼るのは極めて危険です。特にコールセンターは会社都合により業務が打ち切られてしまうこともよくあります。私自身も過去2回、そのような状況になりました。もちろん、会社都合の場合には、雇用保険が待機期間なくもらえるほか、会社側で他の部署の仕事を紹介してくれることもありますが、当然ながら先行きが見通せなくなります。

また、コールセンターでは稼ぎたいのにシフトが合わず、収入が想定よりも少なくなるというケースもあります。もちろん、一般的に休みたい人が多い土・日やお盆、年末年始などに働いて埋め合わせをすることができる場合もありますが、私の場合は日曜日に働くと、週のリズムが崩れるだけでなく、ストレスになることが分かっていたため、最後に8年半働いたコールセンターでは、日曜日は一切働いていませんでした。また、お盆や年末年始もゆっくりと休みたい気持ちが強いタイプのため、特別手当が出ても休みにしていました。

土・日やお盆、年末年始の勤務に関しては、当然、人それぞれで考え方が異なるので、全く抵抗がない方もいるとは思いますが、自身で稼ぐ手段を身につけておけば、足りない収入を補うことも可能ですし、突然業務が終了になった際の不安感も全く異なってくるので、ぜひ、自身で稼ぐという意識を持つようにしましょう。

では、具体的にどういう手段があるのかですが、「クラウドソーシング」「メルカリ」「アフィリエイト」「YOUTUBE」「資産運用(株、FX、仮想通貨など)」などが挙げられます。 そのうち、「クラウドソーシング」「メルカリ」は誰でも簡単にできるので、そこからスタートするとよいでしょう。

[3]金融サービスの申し込みを済ませておく

クレジットカードだけでなく、株式・FXなどの口座を開設する際には、勤務先の情報が求められます。そのため、それらの金融サービスに申し込む際には、確実に審査をクリアするためにも、会社に所属している状態で申し込みをしておくことをオススメします。

退職後に休むことを検討している場合

ストレスなどが理由で退職した場合には、そのストレスを癒すためにも少し休んだほうがいいかと思います。また、雇用保険が支給される方もその間、少し休むというのもありでしょう。私自身も過去に3度受け取ったことがあります。

ただ、雇用保険を全てもらった後にいざ就職活動をしようと思っても、なかなか決まらず、空白のブランクがさらに長くなり、余計に就職活動に不利になることもあるので、その点には注意しましょう。

進みたい道が決まらない場合の選択肢

先に退職する前にやっておきたいことの一つに、「退職後に進みたい道を考え、スキルアップに励む」を挙げましたが、そうは言っても、なかなか想像ができず、どうしたらよいのか分からないという場合もあると思います。そういった場合には、仕事探しの方法を大きく分類し、そこから考えていくとよいでしょう。一応、当コーナーでは参考までに、4つに分類していますので、それぞれみていきましょう。

選択肢1:未経験でも可能な仕事から探す

コールセンターは前述の通り、職務経歴書にあまり書くことがなく、転職活動には決して有利とはいえません。そのため、確実に転職先を見つけたいという場合には未経験でも可能な仕事を探すのが手っ取り早く、地域によっては未経験者でも可能な仕事のセミナーなども開催されていることがあります。なお、未経験でも可能な仕事の情報(セミナーも含む)については、当サイトでも「退職・転職お役立ち情報」にて取り上げ、提供していきます。

選択肢2:自身で稼ぐ方法を見つける

これは先の「自身で稼ぐ手段を身につける努力をする」にかなり近い内容となりますが、それを本業にしてしまうという選択肢です。もちろん、決して簡単なことではなくリスクもありますが、そういった人も多数いるので、雇用保険をもらえる場合には、その期間だけでもチャレンジしてみるというのもよいでしょう。

選択肢3:自分で限界を設定せずに幅広く仕事を探す

確かにコールセンター業界からの転職は決して有利とはいえませんが、だからといって自らに蓋をし、限界を決めてしまう必要もありません。条件が合えば、採用に至る可能性もあります。もし、そういった気持ちで仕事を探す場合には、ハローワークの求人検索だけでなく、転職サイトにも登録しておくとよいでしょう。

選択肢4:他のコールセンターの仕事を探す

これは最後の手段といっても過言ではありませんが、再びコールセンター業界で働くという選択肢です。この場合には、当然ながらそれまで勤務してきたコールセンターでの経験もアピールポイントとして使えますし、採用される可能性も極めて高いですが、悩みやストレスで退職した場合には、また同じことが繰り返される可能性が高いので、例えば在宅コールセンターの仕事を探してみるなど、同じコールセンター業界の中でも環境を変えてみるのも良いでしょう。

ただ、コールセンター業界の中で転職を繰り返していくと、コールセンター業界から抜け出せなくなる可能性があるので、転職に有利な20代のうちは、未経験でも可能な別の業界にチャレンジしてみるのもありかと思います。。

以上のように、選択肢として4つ挙げさせていただきましたが、あくまでもこれは一例に過ぎませんので、ご自身に合う方法で探していただければと思います。

最後に

転職活動は決まらないと精神的に追い込まれてくるので、決して楽なことではありません。ただ、仮に今の職場で人間関係がよくないという場合にはそれをリセットすることができ、また、どの道を選択したとしても自身を大きく変えるチャンスでもありますので、退職することをいい方向に捉え、前向きに次の道へ進んでいきましょう。